インデックス型投資信託の信託報酬引き下げが止まりません。どの証券会社も、今よりもっと低コストな投資信託を販売するようになりました。

投資家としては素直にうれしいけど、今まで積み立ててた投資信託はどうしようと迷ったことはありませんか?

今までの投資信託を全て売却して、信託報酬がより低い方に乗り換えようか考えますよね。おそらく今後もインデックス投資信託はコスト競争が続くと思うので、ちょっと冷静に考えてみましょう。




投資信託 200万円(内、含み益50万円) 今後20年・7%複利運用 信託報酬0.3%→0.2%へ引き下げのケースを考えてみましょう。※ある程度数式は単純にします。

現在保有の投資信託を売却し、信託報酬の低いものに買い換えるとどうなる

まず既存の投資信託売却時に、50万円×約20%=10万円が税金としてとられます。
 
仮に、売却をしなければこの10万円を年6.9%(7.0%−0.1%※)で20年間複利運用できたはずですね。※信託報酬引き下げ効果を考慮

なんと、投資信託買い換えをしなければ、税金でとられた10万円は、20年後には約38万円になってます。

もちろん、信託報酬引き下げ影響は元本全額に影響があります。ただし信託報酬が1%引き下げとかのレベルでなければ、税金によるパフォーマンス悪化影響の方が圧倒的

単純計算だけど、既存の投資信託はそのままで、信託報酬がより低い投資信託を追加購入する方がもうかりますよ。

投資信託乗り換え時は、税金の影響は慎重に検討しましょうね。