確定拠出年金とは、国民年金及び厚生年金に加えて、老後の備えとして
積み立てる公的年金です。

従来は、
第一号被保険者(自営業等)→加入可
第二号被保険者
・民間企業の従業員等→企業年金未加入の場合加入可
・公務員等→加入不可
第三号被保険者(第二号被保険者の被扶養配偶者)
→加入不可

となっており、企業年金に加入しているサラリーマンや専業主婦は、
確定拠出年金に加入することができませんでした。

2017年1月以降は、拠出金額の上限金額はあるものの、原則
全ての人が、確定拠出年金に加入することができます。

2017年1月以降の掛金上限(年額)
・企業年金加入サラリーマン:14.4万円
・専業主婦:27.6万円

 

確定拠出年金のメリット・デメリット
メリット
・拠出掛金が全額所得控除(掛金額対応の所得税及び住民税が免除)
・運用益が非課税
・確定拠出年金の給付金を受け取る際に、退職所得控除又は公的年金控除が可能
デメリット
・年金制度のため、原則60歳から受け取ることになり、流動性が低下

加入コスト
自分が株取引で使っている楽天証券を調べてみました。
コスト的にはかなり低いです。

支払先            費用
国民年金基金連合会    103円/月
楽天証券          0円/月※
信託銀行           64円/月
合計 167円/月
※資産残高10万円未満の場合は210円/月(226円/月)

投資商品
運用期間が数十年となることから、通常株式への投資が一般的になるかと
思います。

お勧め銘柄                    運用手数料
海外株式
・たわらノーロード 先進国株式            0.2430%
・インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式   0.5940%

まとめ
制度対象者の増加に伴い、ますます一般的になる確定拠出年金制度。
所得控除と運用益非課税等の税務メリットを最大限有効に活用して、
老後の生活をゆとりあるものにしてゆきましょう。

 

参考リンク

厚生労働省 確定拠出年金制度